大切な人が亡くなったとき、葬儀を執り行わなければなりません。葬儀には、葬儀式、告別式、通夜など、さまざまな儀式があります。
「葬儀と告別式の違いは?」「葬儀の流れや費用は?」「喪主がすべきことは?」など、葬儀に関する疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、葬儀と告別式の違いや、葬儀の流れ、費用、喪主がすべきことなどについて、わかりやすく解説します。
葬儀を執り行うことになった方は、ぜひ参考にしてください。
葬儀と告別式の違いは?

葬儀と告別式の違いについて
葬儀と告別式は、どちらも故人とのお別れをする儀式ですが、その意味合いや役割は異なります。
- 葬儀は、故人や遺族の宗教的・儀礼的な儀式です。 葬儀では、故人の魂を送り出すための儀式や、遺族が故人とのお別れをする儀式が行われます。
- 告別式は、一般参列者による故人へのお別れや弔意を表す儀式です。 告別式では、故人への弔辞や追悼の言葉が述べられ、参列者が焼香や献花をして、故人に最後のお別れをします。
具体的には、葬儀と告別式の違いは以下のとおりです。
| 項目 | 葬儀 | 告別式 |
|---|---|---|
| 意味合い | 故人や遺族による宗教的・儀礼的な儀式 | 一般参列者による故人へのお別れや弔意を表す儀式 |
| 主な参加者 | 故人や遺族、親族など | 一般参列者 |
| 内容 | 故人の魂を送り出すための儀式、遺族が故人とのお別れをする儀式 | 弔辞や追悼の言葉、焼香や献花など |
| タイミング | 葬儀の後に行われることが一般的 | 葬儀と同時に行われることが一般的 |
現代の日本では、葬儀と告別式を同時に行うケースが多くなっています。しかし、宗教や地域によって、葬儀と告別式を分けて行うこともあります。
葬儀の流れ
葬儀の流れは、一般的に以下のとおりです。
1. 危篤・臨終
故人が危篤状態に陥ったとき、家族や親族、友人に連絡します。臨終を迎えたら、葬儀社に連絡して、遺体の搬送や安置の手配をします。
2. 葬儀社との打ち合わせ
葬儀社と打ち合わせを行い、葬儀のプランや費用、日程などを決めます。葬儀のプランは、一般葬、家族葬、直葬など、さまざまな種類があります。
3. 納棺・通夜
遺体を清めて棺に納める儀式を納棺といいます。通夜は、故人と最後のお別れをするための儀式です。通夜では、僧侶による読経や焼香、遺族や参列者による弔辞や追悼の言葉が行われます。
4. 葬儀式・告別式
葬儀式は、故人の魂を送り出すための儀式です。葬儀式では、僧侶による読経や焼香、遺族や参列者による弔辞や追悼の言葉が行われます。告別式は、一般参列者による故人へのお別れや弔意を表す儀式です。告別式では、弔辞や追悼の言葉、焼香や献花などが行われます。
5. 火葬
遺体を火葬する儀式を火葬といいます。火葬では、遺体を炉で燃やして、遺骨と灰にします。
6. 埋葬・散骨
遺骨を埋葬する儀式を埋葬といいます。散骨は、遺骨を海や山などに撒く儀式です。
葬儀の流れは、宗教や地域によっても異なる場合があります。また、故人の遺言や遺族の意向によっても、葬儀の流れや内容は変わってきます。
葬儀の流れを把握しておくことで、葬儀を滞りなく執り行うことができます。
葬儀費用
葬儀費用は、葬儀の規模や内容によって異なりますが、一般的に100万円程度かかります。
葬儀費用の内訳は、以下のとおりです。
- 葬儀一式費用
葬儀一式費用は、遺体の搬送や安置、納棺、通夜、葬儀式、告別式、火葬、埋葬などの費用が含まれます。葬儀一式費用の平均は、約86万円です。
- 飲食接待費
飲食接待費は、参列者への食事や飲み物の費用が含まれます。飲食接待費の平均は、約65万円です。
- 宗教者への謝礼
宗教者への謝礼は、僧侶や牧師などの宗教者への謝礼が含まれます。宗教者への謝礼の平均は、約24万円です。
- その他費用
その他費用は、花輪や香典返しなどの費用が含まれます。その他費用の平均は、約35万円です。
葬儀費用を抑えるためには、以下の方法があります。
- 葬儀の規模や内容を縮小する
通夜や告別式を省略したり、葬儀式を簡素化したりすることで、葬儀費用を抑えることができます。
- 葬儀社を比較検討する
葬儀社によって、葬儀のプランや費用は異なります。複数の葬儀社に見積もりを依頼して、費用を比較検討しましょう。
- 葬儀の補助金や助成金を受ける
自治体によっては、葬儀の補助金や助成金が用意されています。利用できるかどうか、確認しておきましょう。
葬儀費用は、突然の訃報で用意するのが難しい場合もあります。終活の一環として、葬儀費用を準備しておくことをおすすめします。
喪主の役割
喪主は、葬儀の責任者であり、葬儀の手配や運営、参列者への対応など、葬儀全般を取り仕切る役割を担います。
具体的には、以下の役割を担います。
- 葬儀の準備
葬儀社との打ち合わせを行い、葬儀のプランや費用、日程などを決めます。また、遺体の安置や搬送、納棺、通夜や葬儀式の準備、参列者への連絡などを行い、葬儀の準備を進めます。
- 葬儀の進行
葬儀当日は、葬儀の進行を統括します。葬儀の進行は、葬儀社がサポートしてくれる場合もありますが、喪主が主導して進行することも重要です。
- 参列者への対応
参列者への挨拶や、焼香の順番などの指示を行います。また、参列者からいただいた香典や弔電の処理も行います。
喪主は、葬儀の中心となって、故人と遺族、参列者の思いをつなぐ重要な役割を担います。
喪主を務めることになった場合、以下のようなことに注意しましょう。
- 故人の意向を尊重する
故人の遺言や遺族の意向を尊重して、葬儀を執り行うことが大切です。
- 無理をしない
葬儀は、遺族にとっても大きな負担となります。無理をせず、周囲の人に協力してもらうことも大切です。
- 自分らしく葬儀を執り行う
喪主は、故人と遺族、参列者の思いをつなぐ役割を担っています。自分らしく、故人らしい葬儀を執り行うことが大切です。
喪主の挨拶はいつ行う?あいさつ文の内容は?
喪主の挨拶は、告別式の最後に行われます。
告別式では、僧侶による読経や弔辞・弔電の奉読、焼香などが済んだ後に、喪主が全体に向けて挨拶を行います。
挨拶文の内容は、以下のとおりです。
- 自己紹介(故人との関係性を述べる)
- 参列へのお礼
- 故人が生前に受けた厚意へのお礼
- 故人の人柄が伝わるエピソード
- 遺族への力添えなど、今後のお願い
挨拶文は、故人への感謝の気持ちと、参列者へのお礼の気持ちを込めて、故人との思い出を交えて、自分の言葉で述べることが大切です。
挨拶文の例文を以下にご紹介します。
皆様、本日は○○の葬儀にご会葬いただきまして、誠にありがとうございます。
私は、故人の長男/長女/次男/次女/○○です。
この度は、急な訃報でご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません。
皆様にお忙しいところ、ご会葬いただきまして、本当にありがとうございました。
故人は、○○歳で、○○で生まれ、○○で育ちました。
生前は、○○の仕事に従事し、○○を趣味としていました。
また、○○をとても大切にしており、いつも○○を心配していました。
故人は、○○で亡くなりましたが、○○に安らかにお眠りになっております。
故人は、生前、皆様から大変お世話になりました。
そのことに、心より感謝申し上げます。
遺族一同、故人の冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、今後とも、故人を偲びながら、皆様のお力添えを賜りたく存じます。
本日は、ありがとうございました。
挨拶文は、葬儀社に相談して、アドバイスをもらうのもよいでしょう。
よくある質問
告別式とは何ですか?
告別式とは、故人とのお別れを惜しむために行われる儀式です。
告別式では、故人への弔辞や追悼の言葉が述べられ、参列者が焼香や献花をして、故人に最後のお別れをします。
告別式は、葬儀の後に行われることが一般的ですが、葬儀と同時に行われる場合もあります。
告別式の流れは、以下のとおりです。
- 僧侶による読経
- 弔辞や追悼の言葉
- 焼香
- 献花
- 閉式
告別式は、故人への感謝の気持ちを伝え、遺族や親族、友人の心の整理を助けるために、重要な儀式です。
告別式でできることは、以下のとおりです。
- 故人への感謝の気持ちを伝える
- 故人との思い出を振り返る
- 遺族や親族、友人と故人を偲ぶ
告別式は、故人と遺族、参列者の思いをつなぐ大切な儀式です。
告別式とお葬式と通夜の違いは何ですか?
告別式とお葬式の違いは、主な目的と対象者にあります。
まず、通夜は故人様とのお別れの儀式であり、葬儀・告別式の前に行われます。
お葬式は故人とのお別れを行うことを目的として、ご遺族が故人とのお別れを行う儀式です。
一方、告別式は一般の参列者が故人とのお別れを行う儀式であり、葬儀式の後もしくは代わりに行われます。
告別式は故人と最後のお別れをする式典であり、葬儀の直後に続けて行われることが一般的です。
葬儀と告別式はどれくらいの時間がかかりますか?
一般的に、告別式や葬儀にかかる時間は以下のようになります。
- 告別式の時間は通夜とは違い、30分から40分が一般的です。喪主の挨拶やお花入れなどがスケジュールされています。
- 一般的な仏式の葬儀に要する時間は、おおむね2日程度です。通夜は17:00~20:00の3時間程度、葬儀・告別式は1~2時間ほどが一般的です。
したがって、告別式は30分から40分程度、葬儀や告別式は1~2時間程度かかることが一般的です。
葬儀と告別式はどちらに行くべきですか?
葬儀と告別式のどちらに参列すべきかは、故人との関係性によって異なります。
一般的には、葬儀は故人のご遺族や親族が参加する儀式であり、告別式は一般の参列者が故人とのお別れを行う儀式です。
したがって、故人と特に親しい間柄でなければ告別式に参列するのが一般的です。ただし、地域や宗教によって異なる習慣もあるため、遺族や関係者の指示に従うことが望ましいです。
また、仕事などの事情で告別式に参列できない場合は、香典を持参してお通夜に参列することも可能です。
家族葬は告別式のみですか?
家族葬は、通夜や告別式を行わない場合があります。一般的に、家族葬は家族や親族、親しい友人による小規模な葬儀であり、通夜や告別式を行わないことがあります。
したがって、家族葬が告別式のみで行われることがあります。
通夜や告別式を行わない場合、家族葬の所要時間は通常2時間程度で終わることが多いです。
まとめ:葬儀と告別式の違いは?葬儀の流れや費用など。喪主がすべきことは?
葬儀と告別式は、故人とのお別れをする儀式ですが、その意味合いや役割は異なります。葬儀は、故人や遺族の宗教的・儀礼的な儀式であり、告別式は、一般参列者による故人へのお別れや弔意を表す儀式です。
葬儀の流れは、一般的に、通夜、葬儀式、告別式、火葬、埋葬の順で行われ、葬儀費用は、葬儀の規模や内容によって異なりますが、平均で100万円程度かかります。
喪主は、葬儀を主催する責任者であり、葬儀の手配や運営、参列者への対応など、葬儀全般を取り仕切る役割を担います。
大切な人が亡くなったとき、葬儀は、故人への感謝の気持ちを伝え、遺族や親族、友人の心の整理を助けるために、重要な儀式です。
この記事を参考に、しっかりと準備をして、故人への感謝の気持ちを込めて、故人らしい葬儀を執り行いましょう。
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